JLPT N2 - MOCK1 READING
Aの文章: 環境問題への関心の高まりとともに、「エコ商品」と呼ばれる製品が市場に増えている。しかし、製品が環境に与える影響は、その製造から使用、廃棄に至るまでの全ての段階(ライフサイクル)で評価されるべきだ。例えば、繰り返し使える布製のエコバッグは、一回で使い捨てられるプラスチック製のレジ袋に比べ、製造段階での水やエネルギーの消費量、つまり環境負荷が大きい。そのため、その環境への優位性を発揮するには、専門家の試算によれば、少なくとも数十回から百回以上、繰り返し使用されることが前提となる。単に「エコ」という言葉のイメージだけで商品を選び、一度や二度使っただけで捨ててしまっては、本末転倒になりかねない。 Bの文章: 環境に良い暮らしをしたいと思い、最近はマイボトルやエコバッグを持ち歩くようにしている。先日も買い物に行ったのだが、うっかりエコバッグを家に忘れてしまった。仕方なく、その店で売っていたおしゃれなデザインのエコバッグをまた一つ買ってしまった。家に帰って数えてみると、使われずに棚にしまわれているエコバッグがこれで5つ目だ。環境のために良かれと思って始めたことなのに、結局は物を増やしているだけなのではないか。自分の行動が本当に環境のためになっているのか、時々分からなくなって不安になる。

AとBの二つの文章から考えられることは何か。

💡 詳細解説

Aの文章では、エコバッグが効果を発揮するには「繰り返し使用されることが前提となる」と指摘している。Bの文章では、エコバッグを買っても使わなければ「物を増やしているだけ」で本末転倒だ、という実例が示されている。両方の文章から、環境配慮型の商品を選ぶだけでなく、それをどう使うかが重要であり、使い方によって効果が大きく変わることがわかる。したがって、「環境配慮型の商品は、その使い方次第で効果が大きく変わる。」が正解である。