都のわが家に帰り着くも、不在の間に荒廃した邸宅と冷淡な世間を前に、貫之は亡き娘の面影を重ねて落涙し、「とく破りてむ(早く破り捨ててしまおう)」と哀惜の余韻を残して筆を置きます。
He wept thinking of his dead daughter in the ruined garden, ending with a wish to tear up the diary: '娘(むすめ)が、もし生きていれば...ここで...遊んで(あそんで)いただろうに...「この日記はすぐに破り捨てることにしよう」...'.
文章の中に「一緒に土佐へ行った娘が、もし生きていれば今ごろここで元気に遊んでいただろうに』と、再び激しい涙を流します。『あまりの悲しさに、この日記はすぐに破り捨てることにしよう』という、切なく美しい一節で日記は幕を閉じます」とあります。
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